本日から、企業再生に入ります。
再生のテーマは、ウェブサイトからの集客とI Tの活用で、債務超過企業の再生と群馬県伊勢崎市の地域活性化を可能にすること。
そして、この再生を通して1社でも多く群馬県の技術力を持った企業を残し、社長を幸せにすることです。
今回事業承継するきっかけとなったのは
現社長が高齢になって早く引退したいと思っていること
債務超過額が2400万円程度になったこと【社長が会社に貸した短期借入金は免除してもらうので、実質1200万円】
赤字が年500万円程度出ており、今後より業況が悪くなることが明らかであること。
預金が半年持たずにショートし倒産がほぼ確実であること
これにより、銀行側で事業承継の話があがり、そこに手を挙げたのが私だったという流れになります。
デューデリジェンス【詳しい財務状況を確認すること】を行なった際に会計士からは、強みも現状ない、業況が悪すぎるためリスクしかないから普通は買わないけど、、、本当に承継するのかと何度も確認されました。
私としては、プロの企業再生家となるのが目標であり、経営に苦しんでいる社長を幸せにしていくのが使命だと思っています。難易度の高い再生を成功させることで将来のプラスになるならチャレンジしてみる価値はあると判断しました。
現在のビジネスは、
組み立て、梱包、包装、検品をおこなっています。現状は容器1つ1円で検品をおこなっており、
売上の8割は人件費に消えていきます。
消費税や工場の固定資産税等を払うと赤字になり、そこに加えて事務員、品質管理者の人件費や諸々の経費を払うと毎年500万円の赤字になります。
今後の予定としては、
建物の稼働率が30%であるため、保管業務を行い80%程度まで上げる。【家賃年間600万円程度】
会社のサイトが無いため内容を充実させ、自社の唯一の強みであるフットワークの軽さと検品の精度を活かした、現状よりも高単価な仕事を入れ替える。【5000万円程度】
※人件費にかかる割合を80%から60%に改善
パッケージデザインや販売戦略等も含めた提案を行い付加価値をつけることで【年商500万円】
この仕組みを資金をいれ1年延命させたあと作っていこうと考えています。
少しでも業況が改善した段階で、追加融資を積極的に受けて、キャッシュを多く持つことで安定した体制を作っていきます。
基礎ができていない会社は、経営コンサル会社である株式会社武蔵野も言ってることですが、環境整備が一番だと思ってます。

これでは。。。無理ですよね。
お客様に倉庫、工場見学してもらうことも出来ません。
高い技術力を持っていても見学できないのでは、意味ないですよね…
まずは3ヶ月程度で環境整備を徹底的に行い基礎づくりから取り組んでいきます。改革はその後から取り組んでいきます。
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